『魔法使いのアトリエ』を読んで

投稿者: | 2018-01-03

子供の頃、あなたは魔法使いに憧れたりした経験はないだろうか。

自分の手のひらから繰り出される数々の魔法、そしてそれによってもたらされる恩恵、自由に飛んだり跳ねたりできる、未知なる神秘の世界・・・。

『とんがり帽子のアトリエ』という漫画は、まさしくそんな魔法に憧れる少女・ココが、絶対に見てはいけない、「魔法使いが魔法をかける瞬間」を見てしまったことによって、それまでの暮らしとは一変した憧れの魔法の世界へと身を投じていく物語だ。

『とんがり帽子のアトリエ』の中では、一般市民には気軽に魔法は使えないようになっている。

それはなぜかというと、魔法を誰でもが使えるということが一般市民に知れ渡ると悪いことに使う者も少なからず出てくるからだ。

ココは、諸事情からキーフリーという若き魔法使いの弟子となり、憧れであった『魔法』の様々な裏事情を少しずつ知ることとなる。

自分以外の弟子が軽々と魔法を使えることに焦りを覚え、時に無力感に苛まれながらも彼女は真摯に魔法と向き合い、成長していく。

もちろん、魔法と向き合うココの姿も素敵なのだが、この『魔法使いのアトリエ』は繊細なタッチの絵と細かな背景描写により、人々が長年魅了されて止まない魔法の美麗さを描き切っていることに尽きる。

現在第2巻までしか出ていないが、一度は読んでみてほしい作品の1つだ。